夏〜日本海鳥海・日照残照


夏の午後。
遠く山地のほうに入道雲の現れつつも薄い雲も横たわり、秋の近いのを予感させる。
それでもまだまだ清々しい、夏の青空の下を軽快に行く。
羽越の短し、夏の一コマ。

南鳥海−遊佐間にて  2000-8
CanonEOS-3 EF24mmF2.8  1/800sec f4.5  RDPIII


真夏と云えど、当然晴ればかりではない。
お天道様のご機嫌ななめになりたる時は、こうしてしとしと雨も降り出す。
この雨も、稲にとっては渇きを潤す恵みの雨。
ちょっと落ち着いて眺めてみれば、山にかかる低い雲も、なかなか風流ではないか。

羽前水沢−羽前大山間にて  2004-8
CanonEOS-3 EF70-200mmF2.8L USM  1/250sec f3.2  RDPIII(+1)


田植えの頃の羽越行。
日の長いこの時期も、さすがに夕刻には撮影条件は芳しくなくなってきた。
それでも何か得られるものがあるかも知れない。
象潟の名所「九十九島」の一つに上がり、それとなく列車を、かすかな期待で待ってみる。
条件は悪化し、流し撮りに託さざるを得なくなってきた。
「よいしょ〜っと」とばかりにカメラを振る。
水鏡に身を映し、“いなほ”が駆けてゆく。

象潟−金浦間にて  2004-5
CanonEOS-1NHS EF28-105mmF3.5-4.5USM  shutter=auto f4.0(Exp.Comp-2/3)  RVP100


利用客へ涼しさを。
そんな心遣いの表れた、風流なサービス。
早朝の始発列車も、影で涼んでいるように見える妙。

新津にて  2001-8
CanonEOS-3 EF24mmF2.8  1/15sec f3.5  RDPIII


次へ進む

前へ戻る

「羽越フォトグラフィ」メニューに戻る