夏〜日本海鳥海・日照残照


夏の早朝、体いっぱいに朝日を浴びて。
雲ひとつない青空、朝方はまだ涼しくさわやかな一時。
“いなほ”も軽やかにジョイントを刻み、海と重なる。
今日も暑くなりそうだ。

今川−越後寒川間にて  1999-8
CanonEOS-3 EF35-135mmF4-5.6 USM  1/500sec f5.0  RDPII


風雪に耐え、参拝者をこの地で迎え続けて幾星霜。
そして羽越を見るように、象潟は蚶満寺の入口には石像が立っている。
羽越の開業を知るであろう、この石像。
走る列車が、今のステンレスの近代的な車に変わっても。
今までも、これからも、ここで羽越を見守り続けていくだろう。

象潟−金浦間にて  2000-8
CanonEOS-3 EF35-70mmF3.5-4.5  1/250sec f3.5  RDPIII


じりじり焼けるほど照りつけた太陽も、傾きもうじき沈む頃。
穏やかな海面を、きらきらと美しく照らす一瞬。
ロマンの一言では語れない、悠久のときを超えて続く、地球の営み。
そしてその一瞬と重なりし時、羽越の旅情は極まる。
いつの時代を、どんな列車を、迎えようとも。
こんな光景が、羽越のある限りずっと続くと、願いたい。

吹浦−女鹿間にて  2000-8
CanonEOS-3 EF70-200mmF2.8L USM+EXTENDER EF2×  1/800sec f=auto(Exp.Comp+1/3)  RDPIII


日の傾く午後遅い時間。
小さな無人駅に列車が滑り込む。
「あ!電車来たよ〜!」
おじいちゃんと列車を見に来たのかな。
将来大きくなっても、おじいちゃんと一緒にいたこの時のこと、忘れないでね。

北余目にて  2004-8
CanonEOS-1NHS EF28-105mmF3.5-4.5 USM  shutter=auto f5.6  RDPIII


次へ進む

前へ戻る

「羽越フォトグラフィ」メニューに戻る